私がブロガーになった日。それは新型コロナの未曾有の感染拡大に伴う国内初の緊急事態宣言が
発令されたことがまだ記憶に新しい2020年春のこと。当時日本中の自粛ムードが漂う中、自宅に
こもらざるを得ない時間が増え、そうした状況をマイナスに捉えてしまう方も多かったと思う。
いつもなら聞き流していたテレビの音や窓の外を流れる風の音さえ、妙に耳に残る。私が当時に
感じたのはネガティブな感情だけではない。「今なら、新しい何かが始められるかもしれない」
というどこか前向きな気持ち。普段なら何となく過ぎていた朝が、あの日はどこか違って見えた。
差し込む光が、まるで「立ち止まるだけじゃなく進んでみないか」と語りかけてきたかのように。
今回は、そんな私が「ブロガーになった日」をテーマに当時について少しだけ振り返ろうと思う。
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ブロガーになった最初のきっかけ
読者の中には、お勤めの方もいらっしゃると思う。私自身もその一人であり、実務でExcelを使う
機会が非常に多い。といっても当初は最低限の操作とちょっとした関数を組むぐらい。冒頭触れた
自粛ムードを皮切りに、この機会に何か目標を決めて、それを徹底的に極めてみるという選択肢も
悪くないと思うようになる。なんのしがらみもなくまとまった時間を確保することができ、なにか
1つのことに徹底して打ち込むことができるこの時間を何か自分の武器に変えられないかと考え、
その結果手を伸ばしたのがExcel VBA。そうした経緯で、一から本格的に勉強を開始することに。
当時の私にとってExcel VBAは全く無縁の世界。日々コツコツOUTPUTとして記録した200記事。

その学びを誰かに伝えたいと思ったのは、ただ記録したいというだけではない。
「誰かのつまずきを減らしたい」「未来の自分へのヒントにしたい」。そんな気持ちから、学習の
アウトプットの場所として「ブログ」という選択肢が自然と浮かび上がってきた。今思えば、この
きっかけがなければブロガーとしての私や当ブログが誕生することはまずあり得なかっただろう。
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日記のように綴る日常と広がるテーマ
Excel VBA学習の記事たちをご覧頂くとお分かり頂けると思うが、最初の記事は本当にシンプル。
ただ「今日は○○を学んだ」という記録があるのみ。誰に読んでもらえるかもわからないのに、
記事のリリースボタンを押す瞬間の「謎の緊張感」は今でもよく覚えている。正直文章や構成は
デビュー当時のもので稚拙なものがほとんどなので、リライトしたい気持ちが強いのが本音。
しかしながら、自分がブロガーになるきっかけとなった最初の記事達であり、初心を忘れない、
そして「ブロガーとして」の成長の軌跡を追うためにも重要な指標になる。それゆえ、敢えて
当時のままにしておこうと思う。
不思議なことに一度書き始めると次々に書きたいことが浮かんでくる。それはいつの間にか自身の
人生体験談、週末のお散歩日記や御城印集め、推しバンドの応援に至るまで扱うテーマは着実に
広がっていくことになる。それはまるで、閉じかけた扉が次々と開いていくような感覚だった。
ブログは単なる記録ではなく今や自分の存在そのものを映し出す鏡のような存在になっている。
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ブログがくれたつながり
現在の雑記ブログ形式が定着し、記事の執筆を重ねるごとに読者様の反応も頂くようになった。
同じ趣味を持つ人、同じように勉強中の人、あるいはまったく違う視点から共感してくれる人。
ブログを始めなければ出会えなかった人たちが、そこには確かに存在していた。SNSで広がる
繋がり。生涯かけて応援すると心に誓ったロックバンドのメンバーの皆さん、オフ会で初めて
対面したブログ仲間やファン仲間達、共通の趣味を語り合える人。どれもブログという場所が
育ててくれた関係である。情報の発信者でありながら、ブロガーである自分が実は一番多くの
ものを受け取っているような感覚を覚えることも多い。当ブログで紡ぐ言葉は一方通行じゃない。
自分の作ったブログが誰かの楽しみや感動、ひいては豊かさに繋がるきっかけとなってくれる。
誰かの役に立って生きている。これらの実感こそ、私が「筆をとめない」その理由となる。
私がブロガーになった日
誰かのために紡ぐ言葉には、魂が籠る。そういう言葉は、きっと誰かの心にささってくれる。
「私がブロガーになった日」は単にブログを開設した日のことではない。それは自分の言葉で
誰かの役に立てる存在になるために生きてみようと思った日。そしてあらゆる人たちや世界と
つながる「はじまりの一歩」になった日であると、今の私なら自信を持ってそう言える。

当ブログでは上記4つのブログテーマを主軸に、自分が経験した或いはしてきたリアルな情報を
日々発信中。当ブログの記事が読者様の心に少しでもささる情報に進化して欲しいと切に願う。
この考え方こそが当ブログの在り方であり、原点である。応援してくれる誰かを笑顔にするため、
私は今日もブログという名の筆を執る🖊
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