とあるフォロワーさんとのやりとりでふと話題に上がった「店員さん呼出ボタン」の英語表記。
そう。カフェやレストランのテーブルに設置されたベルスターやタブレットにある、アレだ。
これを英語で表記する場合「STAFF CALL」なのか「CALL STAFF」なのか、どちらが正解か
気になったことはないだろうか。私はある。今回はそんな英語表記の疑問についてちょっと
リサーチしてみた。よかったら参考にしてみて欲しい。
結論:自然なのは「STAFF CALL」
先に結論を言ってしまうと、ボタンやサインなどに使う場合は 「STAFF CALL」 の方が自然。
「STAFF CALL」は、“店員呼出”という機能そのものを表す言葉として、レストランやホテル
などでもよく使われている表現だ。ちなみに、私が毎週通う某カレー飲食店もこれである。
「CALL STAFF」とはどう違う?
一方で「CALL STAFF」はというと、これは命令文のようなニュアンス。「店員を呼べ」と
直接的に指示する形になるため、ボタンのラベルとしては少し不自然だ。また英語ネイティブ
にとっても、「CALL STAFF」だけが書かれていた場合「誰が呼ぶの?」「今呼ぶべきなの?」
とちょっと迷ってしまうこともあるという。
実際の例
表現 | ニュアンス | ボタンや表示で使える? |
---|---|---|
STAFF CALL | 店員呼出(機能名) | ◎ 定番表現 |
CALL STAFF | 店員を呼べ(命令) | △ 少し不自然な印象 |
Please press the STAFF CALL button | スタッフを呼びたい
ときの案内文 |
◎ 丁寧で自然な英文 |
お店の英語表記、細かいけど地味に大切
海外のお客さんが増えている昨今、英語表記のひとつひとつがお店の印象を左右することは明白。
「STAFF CALL」というほんの一言でも、自然な表現を使うことで、親切でスマートな印象を
与えることができる。お店の表示やメニューを英語対応にする際は、こうした「ちょっとした
英語表現」にもこだわってみて欲しい。言葉の気づきは時として楽しさも提供してくれるはず。
最後まで読んで頂きありがとうございました!ではまた!
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