お洒落な雰囲気が大人気のアフタヌーンティー。そこで運ばれてくる3段のティースタンド。
上から順にお菓子や軽食が並んでいて見た目は豪華だが、よく考えたらなんで“3段”かつ“縦に
積まれてる”んだろう?🤔そんなふとした疑問を持ったことはないだろうか。私はある。
今回は、そんなアフタヌーンティーの奥深い「かたちの理由」に迫ってみることにしよう☕️
三段ティースタンドの定義
ホテルのラウンジやティールームなどでよく見かける「三段ティースタンド」。
場合によりけりであるが、一般的にはこんな風に並べられていることが多いそう👇
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一番上:小さなケーキやマカロンなどのスイーツ🍰
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真ん中:スコーンとクロテッドクリーム、ジャム🥐
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一番下:サンドイッチやキッシュなどの軽食🥪
美しく盛りつけられた3段のプレート。それだけで映える。つい写真に撮りたくなるはずだ。
しかしながら、なぜ「3段」なのか。
三段スタイルの起源はヴィクトリア時代
実は**イギリスのヴィクトリア時代(19世紀中頃)**に始まったと言われている。
当時のアフタヌーンティーは上流階級の女性たちが午後のひとときを楽しむ“社交の場”であり、
食事というよりは“お茶のおともにちょっとしたお菓子をつまむ”スタイルが一般的だったらしい。
テーブルにたくさんのお皿を並べるとスペースが狭くなるという欠点が…。そこで生まれたのが
縦にお皿を重ねるティースタンドが登場。つまり、限られたスペースをおしゃれに有効活用する
工夫だったというわけである。ふむふむ。なるほどね🤔
三段の配置にも意味がある
興味本位でもう少し詳しく調べてみると、実はプレートの並び順にもちゃんと意味がある。
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一番上は軽やかなスイーツで見た目の華やかさを演出
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真ん中のスコーンは温められていることも多く、すぐ食べやすい位置に
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一番下の軽食はお腹を満たす主役なので、量を多めに・安定した場所に配置
つまり美味しさのバランスだけではなく食べる順番や見た目の演出まで考え抜かれた
デザインであることがうかがい知れる。
現代人が感じる贅沢感も実は演出のひとつ
この三段スタイル。見た瞬間に「わ〜豪華!!」となることが多いことだろう。それもそのはず。
アフタヌーンティーは元々上流階級の優雅な習慣だったのだから。“ちょっと贅沢して非日常を
味わう”そんな気分を形にしたのが、あの3段スタンドなのだ。なるほど、勉強になる🤔
機能美と歴史が詰まった三段ティースタンド
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スペースを取らずにたくさん並べられる“縦の発想”
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食べやすさと見た目の美しさを両立した“配置の工夫”
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上流階級の社交から生まれた“優雅な演出”
あの3段にはただの“おしゃれ”以上の意味がそこにはあった。本記事を読んで下さった読者の方で
次にアフタヌーンティーを楽しむ機会があるときは“なぜこの形?”に思いを巡らせながらぜひとも
味わってみて欲しい🫖最後まで読んで頂きありがとうございました!ではまた!
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